2011年9月4日日曜日

瞼にルアーが刺さった。

昨夜(土曜日)の20:00に松浦さんが迎えに来て涸沼へ。台風12号が猛威を奮っているがここら辺はそれほど雨も降らなかったので。。。ということでの釣行開始。現着すると風は結構吹いており、波がちゃぷちゃぷと護岸を越えて時折道路にもかかっており釣りができる状態ではなかったので車で新しいポイントを発見できればと散策。2時間程散策してから風裏のポイントでとりあえず竿を出してみることに。だが当りすらなく、いつものポイントへ移動。だがそこでも当りすらなく、漁港でルアーを02:00前まで投げ続けたもののやはりバイトの1回もなかった。帰りに涸沼川のいつものポイントに様子を見に寄ったところベイトが多少いたので竿を出すことにした。1時間弱投げてもやはり当りすらないので「帰ろうか」と。松浦さんが前を歩き、自分はその後をついて車に向かった。吾輩の右手にはラインを巻いてないでルアーがぶらぶらした状態の竿が、左手にはルアーケース、という状態を想像していただきたい。護岸から駐車スペースに行くためには、高さ50cm、斜度35度程度のコンクリートの護岸の一部を上がらなければならないのだが、「よいしょ」と右足を斜面の中央くらいにおいて踏ん張って上がろうとしたところ、次の瞬間には右目の辺りに違和感が感じられた。「あー、瞼の上にルアーのフックが軽くひっかかったんだな」と思い、ルアーケースを置いてひっかかりを取ろうとしたのだが、「ん???」、結構ひっぱっても取れない。。。間もなくして、瞼の外側ではなく、内側にぐっさりと”返し”付きのトリプルフックのうちの1つのフックが見事にフッキングしていたのだ。「松浦さーん。目にルアーが刺さったんだけど」と松浦さんを呼んで目を見てみてもらったところ、とりあえず眼球には刺さってなさそうとのことでちょっと安心。ラインを切ってもらって、竿とルアーケースを持ってもらったのでとりあえず右手で右目の上のルアーを支え続けるという何ともhorribleな間抜けな格好で車まで歩いて行った。とりあえず119に電話してもらって緊急指定の夜間休日の病院を聞いてもらおうと電話してもらったのだがこの救急の使えないことといったらありゃしない。「とりあえずいくつか病院をお教えしますが診てもらえるかはわかりませんよ」とのこと。「おまえの目に同じようにルアー刺したろか」と思いながら聞いていると、伝えてくるのはどれも遠い病院ばかり。5個くらい連絡先はとりあえず聞いたので、松浦さんに片っ端から電話してもらったのだが、どの病院も「名前は?性別は?年齢は?」他、のらりくらりとしていて、結局は「泌尿器科の先生しか今いないので。。。」とか「無理ですね」というものばかり。「瞼にフック刺さってんのに悠長に対応してんじゃ××。残りのフックが眼球に刺さったらどうしてくれんだよ。この××病院どもが」とキレそうになりました。もう一度、今度は自分で119に電話してみます」と松浦さんに言ったところ、「最後のこの病院だけ電話してみようよ」というのでお任せした。そしたらその病院から協同病院の名前を告げられ、協同病院に電話したところ「とりあえず来て下さい」とのこと。相当慎重に松浦さんは運転してくれたのだがやはり車は動いていると普段は意識しないが結構バウンドしているらしい。バウンドするたびにルアーの位置が微妙にずれて、痛くなったり、涙が大量に出てきたりと。。。後病院まで5キロくらいのところでこれまでにない痛みが瞼なのか目なのかどこなのかもうわからないくらいちょっと痛い状態になり、「おそらく針先の向きが悪いのだろうと」フックの瞼への入射角度を微調整していたら涙がとめどなく出てきたのだが。。。 まぁなんてことでしょう!! あんなに痛みを与えていたルアーが瞼からはずれているではありませんか!! と、病院到着を目前にしてフックが外れて相当一安心。 協同病院に着いて待たされること20分、ナースにようやく診察室へと案内された。入室前にナースに言われたのが「先生は眼科の先生ではないので。。。」とのこと。フックが外れているので「全然いいよん♪」と楽勝気分だったが、外れていなかったらどうしたのだろうか??という疑念は残るもののとりあえず入室。診察はそれは大変簡単なもので、まず先生もナースも瞼の内側を見るのに苦労して、処置はといえば生理食塩水で洗浄しただけ。先生はさらに「この後また釣りするの??」と真顔で聞いて来たので「するわけないじゃないですかーw」と愛嬌をふりまいて部屋を後にした。診察室を出て会計等で待っている間にふと外をみるともう完全に朝になっていた。夜間で、しかも保険証を持っていなかったので、先の診察と目薬2種類だけで1万70円なり。日本は国民皆保険で良かったと思いながらも、日本の緊急医療あるいは医療制度、医者不足等について悶々とした気持ちにもなり、複雑な心境で病院から出た。フックが外れただけでいつもの朝とは違う、何か神々しい、すがすがしい希望に満ちた朝日を感じながら帰路に付き、05:00過ぎ帰宅。やっぱり釣り針とかフックは危険だ、次回からはもっと安全に気をつけましょうと松浦さんと再確認して別れた。 ちゃんちゃん!!!

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